原曲収録：大塚愛「 LOVE PiECE 」(2006)

（管理人より）発売当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった大塚愛の初（そして唯一の）主演映画（もともとはドラマ）『東京フレンズ』の主題歌にもなっていたこの曲。楽曲はとてもよいのですが、映画が残念な出来で曲が可哀想な扱いになってしまっています。 映画としてはミュージシャンの大塚愛がミュージシャンを演じているという、作品のタイプとしては『ボディガード』『アリー／スター誕生』などと同じ路線です。ところが日本映画はこのバックステージもの（特にバンドとかミュージシャンを描いたもの）が本当に苦手で、一言で言えばすごく嘘くさい作品が多い。中島美嘉まで引っ張り出したのに諸事情で続編では主要キャストがスイッチした『NANA』とか、『BANDAGE』『BECK』などなど死屍累々（ちなみに有希乃さんも好きなYUIの『タイヨウのうた』も･･･。これは元々の企画の原点となった香港映画『つきせぬ想い』と見較べるとわかりやすいです）。この『東京フレンズ』も相当ダメな部類の作品です。 だってこの曲のPVが映画バージョンとオリジナルバージョンがあって、デキがオリジナルバージョンの方がよいってどういうことよ？という事です。閑話休題。
　ただ楽曲と映画は別物で、前述の通りこの楽曲はすごくいいです。そしてその原曲を伸びやかに、本当に気持ちよさそうに有希乃さんが歌っています。