原曲収録：竹内まりや「Bon Appetit!」(2001)

（管理人より）2019年のクリスマス歌動画は、もはやケンタッキーの歌で通ってしまうほどＣＭで有名になった竹内まりやの曲でした。これがねぇ･･･本当にバツグンなのですよ。うっとりと惚れ惚れしました。
　竹内まりやの原曲がポップスの王道サウンドで彩られたクリスマスソングなのに対して、有希乃さんの歌声は「歌のお姉さん」のような優しさと温かさで彩られたクリスマスソング。例えが古くて申し訳ないのですが、聴き終えて一番最初に思い浮かんだのは『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』で知られる往年の大スター、ジュリー・アンドリュースでした。MFYM2019で映画『リトル・マーメイド』の中の「パート・オブ・ザ・ワールド」をツイキャスで歌ったのを賞賛させていただきましたが、この歌動画はその路線だと言ってよいと思います。言葉の一つ一つが弾むようにメロディに乗っかっていて、ミュージカルのような味わいさえあります。 何より笑顔で歌っている有希乃さんを歌動画でみるのは実は久しぶりな気がしました。
　そして。この歌動画は、文字通り2019年の有希乃さんの集大成ではないでしょうか。それは巧さだけで収まらない有希乃さんならではの歌の魅力、そこに加えてパフォーマーとして聴き手に「伝える」面での進化もあって、聴いている人の感情を揺り動かす力が格段に増している気がするのです。だって、この歌動画を聴いていると本当にメリークリスマスな気分に浸れませんか？　すごく幸せな気持ちになれませんか？　思わずニッコリとしてしまいませんか？　それってとてもスゴイことなのではないでしょうか。最後には歌動画初のメッセージ（？）まである私たちには最高のクリスマスプレゼントでした。パチパチ！