帰り道は遠回りしたくなる / 乃木坂46 #79

原曲収録:乃木坂46 「今が思い出になるまで」(2019) ※シングルは2018

(管理人より)第79弾の原曲は歌動画初の女性アイドルによる曲(BiSHがあるけれど、一応楽器を持たないパンクバンドだそうですから・・・)。西野七瀬のグループ卒業の時のシングルで彼女がセンターを務めた曲でもあります。ただ管理人のその知識は一昨年の紅白で歌っていたから知っていた、という程度で、あまり思い入れはありません。というか坂道系(もっというと秋元康絡み)とはどちらかというと距離を置いていて、画一的な個性を大量生産&消費している点でステキだな!の前に薄気味悪さを先に感じてしまうひねくれ者が私です。(これはずっと前からで、おニャン子クラブとかにもまったくハマらず(汗)。好きな女性タレントさんとかはいましたが(大汗))。まあ、アイドルが歌おうがロッカーが歌おうが、よい音楽であることに差はありませんし、実際AKBや坂道系にも「言い訳メイビー」「風は吹いている」「二人セゾン」などの好きな曲があります。ただどうしてもアイドルの曲を聴く時に、その甘美な表現が過度な商品臭となって、聞いていてひっかかることも少なくありません。「不協和音」はその典型で、歌ってることとやっていることが矛盾してるんじゃない?(なんであの歌で振りを揃えた群舞があるのかがわかりません。)と思ってしまうのです。 一般的にアイドルたちは男性が求めていないものは決して歌わないという点は注意深く受け止めなくてはいけない(その傾向の強い弱いはありますが)でしょう 。逆に幸運な一致をみたのがももクロの「走れ!」でしょうし、BiShの「プロミスザスター」もそういう類だと思います。余談ですが、The VapesのNanaさんがツイートしていたこのイライラは、別にアイドルに向けられたものではないのでしょうが、ご自身がガールズバンドへのレッテル貼りに違和感を感じられたことがあるがゆえに、ミュージシャンの志向や生き方にぶつけられているのかなあと思いました。多分これは聴き手もそう思っています。特によい音楽が売れる音楽に駆逐されてしまっている空しさを感じたことがある人は。
 曲自体はよい曲だと思います。歌動画の中ではOfficial髭男dismの「イエスタデイ」にイメージが近くて、メロディもキャッチィだし、歌詞もポジティブです。いつもながら有希乃さんの歌はよくて、原曲より歌力が段違いに良いですし、有希乃さんにも合っていると思います。でも何故か素直に「いいなあ!」という気持ちにはなれませんでした。歌詞も全然自分に入ってこなかった。端的に言ってしまえば、自分の中で有希乃さんが乃木坂を歌うことに違和感が拭えなかったのかもしれないし、また昨日のツイキャスで聴いた有希乃さんの新曲で紡がれていた言葉と、ギャップを感じたからかもしれません。
 いつもながら勝手なコメントでスミマセン。こういう感覚が自分を音楽の楽しみから遠ざけてしまった理由の1つだったのだろうかと、考え込んでしまいました。有希乃さんは悪くないです。私がただ未熟者なだけなのでしょう。まだまだですねぇ(嘆息)

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